伊香保で夜中まで入れる立ち寄り温泉「黄金の湯館」

伊香保 黄金の湯館

伊香保温泉には多くのホテルや旅館が日帰り温泉を提供しています。
その中で公衆浴場と言われる立ち寄り湯専門の施設が3つあります。

源泉かけ流しの湯が深夜まで楽しめるのが本記事でご紹介する「黄金の湯館」(こがねのゆかん)。
他には、伊香保温泉石段の湯、伊香保露天風呂の計3湯があります。

黄金の湯館は駐車場も馬鹿デカイので利用するのが楽です。
地元民として普段利用には少々お値段が高いのがネックですが、長時間利用、仮眠する場合は最高です。

伊香保温泉の玄関口に位置する黄金の湯館について詳しくご紹介します。

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黄金の湯館の温泉

源泉かけ流しの湯

黄金の湯館 風呂の地図

伊香保温泉には源泉が2つありますが黄金の湯館では、黄金の湯のみが堪能できます。

  1. 黄金の湯(こがね)・・・硫酸塩泉(伊香保の始まり。本家)
  2. 白金の湯(しろかね)・・・メタけい酸単純泉(湯量不足であとから開湯)

風呂場には湯が男女それぞれ3種類あります。
源泉かけ流しとはありますが、かけ流しは内湯の1つ(男女それぞれ)だけです。

内湯が2、露天風呂が1つ。
その中で内湯の1つ(狭い方)だけがかけ流しで、内湯のもう一方は完全な水道水。露天風呂は黄金の湯を循環しています。

洗い場は8人分程度。
シャワーは個人的に嫌いな押してしばらくすると水が止まってしまうタイプのやつです。
施設の水、お湯切れ防止策ですが、イラッとしますよね。

 

お風呂の成分

黄金の湯の水素イオン濃度(pH)

伊香保 黄金の湯館 成分表

黄金の湯館の「黄金の湯」は水素イオン濃度(pH)が6.4なのでお肌が弱い人にも優しい中性泉。
ヒリヒリ、ピリピリする感もなく、優しいお湯です。

酸性泉pH3未満ヒリヒリ感(高)
弱酸性泉pH3~6ヒリヒリ感(低)
中性泉pH6~7.5
弱アルカリ性泉pH7.5~8.5スベスベ感(低)
アルカリ性泉pH8.5以上スベスベ感(高)

 

各お風呂の温泉利用状況

黄金の湯館 温泉利用状況

黄金の湯

  • 加水の有無・・・なし
  • 加温の有無・・・あり
  • 給湯方法 ・・・かけ流し
  • 入浴剤の使用・・・なし
  • 湯の入替頻度・・・2回/週
  • 湯の殺菌・・・あり

上がり湯(内湯)

  • 給湯方法 ・・・循環式
  • 入浴剤の使用・・・なし
  • 湯の入替頻度・・・1回/週
  • 湯の殺菌・・・あり

露天風呂

  • 加水の有無・・・あり
  • 加温の有無・・・あり
  • 給湯方法 ・・・循環式
  • 入浴剤の使用・・・なし
  • 湯の入替頻度・・・1回/週
  • 湯の殺菌・・・あり

 

黄金の湯と露天風呂以外は水道水(露天は循環式)なんですよね。
循環ろ過装置があっても水道水で週1回の水交換は近頃珍しい。
最近だとほとんどが毎日交換なんですが、黄金の湯館はよほど循環装置にお金がかかっているのか塩素殺菌が徹底してるんでしょう。

心配な人はかけ流しの黄金の湯ですね。
温泉的気分にも。

 

なんで?露天風呂にペンギンのモニュメント

男女の湯それぞれには露天風呂がありますが、なぜかペンギンのモニュメントが昔からあります。
温泉とペンギン。群馬と海。まったく釣り合わいません。なんだか食パンでご飯を食べる気分ですよ。

理由はしばらくして風呂の入口に張ってある張り紙で理由がわかりました。
オープン当時、国民中が南極に注目していたんですね!んで南極=ペンギン。

昭和32年(1957年)1月15日、日本で最初に南極に日本人による越冬隊が編成され、この日より実行されたことはだれしも記憶にあると思いますが、当時我が国が先進国の仲間入りを果たした、画期的出来事として新聞紙上をにぎわしておりました。その年の春(昭和32年4月)当館も当時としては全国でもっとも画期的なレジャー施設として、伊香保ヘルス・センターを建設、開業いたしました。南極観測の快挙をたたえ、南極のペンギンも、伊香保温泉で育つと云う、キャッチフレーズで、ペンギン風呂と命名、現在に至り、時代は変わってお、ペンギンが当館シンボル、マスコットとして、親しまれております。

引用:黄金の湯館「スパ、グランドのシンボルマスコットがなぜ、ペンギンなのか?」張り紙

伊東園ホテルズの公式サイトに写真があります。

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黄金の湯館を利用するには

料金

黄金の湯館料金表

最新の料金表です。(2018年5月15日最終確認)
時間帯によって3段階の料金体系で、遅い時間になるほど高くなります。
大人は中学生以上、こどもは3歳以上。

  • 10:00~15:00・・・大人680円、こども400円
  • 15:00~24:00・・・大人980円、こども600円
  • 24:00以降・・・大人1,500円、こども750円※特別営業日のみ

県内の一般的な温泉施設なら300円~600円ぐらいが相場なので割高な料金ですが、伊香保源泉が楽しめ、深夜まで営業しているのがうりです。
(注意)24時以降は、特別営業日以外は空いていません。日によって違いますので必ず施設にご確認ください。(電話:0279-30-4100)

手ぬぐい250円で販売。
バスタオルの貸し出しは200円です。

 

黄金の湯館の営業時間について

2017年10月より営業時間が変わりました。
原則、受付が朝10:00~23:00まで。お風呂が24時までです。

定期的に週末の土曜日や、観光客が多い連休時期には23時間営業を行っています。
深夜営業日はお風呂が朝3時までで、施設を朝8時には出る必要があります。

深夜営業日は、 公式サイトカレンダーで確認できます。
(上記リンクの、公式ページ一番下の「イベントカレンダー」から最新が参照できます)

 

貸し出しの手ぬぐいは伊香保発祥

伊香保の手ぬぐい

250円で販売されている手ぬぐい。
手ぬぐいのサービスは伊香保が発祥といわれています。
何度も黄金の湯につけて黄色に染まった手ぬぐいを持ち帰ることが昔はステータスでした。
実際、湯船にはつけてはマナー違反ですよ(笑)

手ぬぐいは買取ですが、バスタオルの貸し出しも200円であるので手ぶらで行くこともできます。

 

駐車場の地図と混雑具合

マークがあるのが駐車場です↑
日帰り温泉が利用できる「黄金の湯館」は伊香保グランドホテルというホテルが運営しています。
このホテルと駐車場が共用なので無料で誰でも利用できます。

駐車場は手前の道路にデカデカと看板が出ているので直ぐにわかります。
入口は黄金の湯館と駐車場の間の曲がった道路側から入ります。
特に駐車券なども不要。

駐車場は400台分あるので少々遠くなることはあっても満車になることはまずありません。

 

レストラン

黄金の湯館レストラン

1階の奥ではガッツリ食事がとれます。
「レストラン若藤」です。

定食から麺類、アイスやソフトクリーム、飲み物があります。
席数も多く、座敷、テーブル席、掘りごたつ席が用意されています。
席まで注文を取りに来てくれますが、水やお茶はセルフサービス。

▽関連記事→黄金の湯館でお食事「レストラン若藤」

 

まとめ

黄金の湯館は渋川が地元の私も年に何回か利用します。
休憩所でマンガを読んだり、映画上映まであったりするので、贅沢なネットカフェといった感じです。
レストランも美味しいので何時間でもダラダラと過ごしてしまいます。

温泉も施設によってお湯が違いますので、伊香保の帰りに立ち寄るのもお勧めです。
伊香保以外のお湯を楽しみたいなら、ばんどうの湯が景色もよく地元民イチオシです。

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伊香保 黄金の湯館

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