群馬県吾妻郡長野原町にある川原湯温泉は、有名な八ッ場ダムからすぐにあります。
800年以上の歴史がある川原湯温泉ですが、八ッ場ダムによって沈んでしまうことから、2014年7月に現在ある場所に移転しています。
川原湯温泉で誰もが利用できる共同浴場が「王湯」(おおゆ)です。
洗い場が3名分しかなく、小さな施設ですが、嫁の評価では群馬県内の中で清潔感が一番です。
八ッ場ダムの見学会の後に寄るのがおすすめです。
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川原湯温泉「王湯」について
概要
王湯は、現在の地に移ってからまだ4年(2018年9月現在)なので当然施設はピカピカです。
施設が新しいだけでなく、従業員の方が暇を見つけては我が家のようにきれいにしていいます。
共同浴場として地元で大切にされている印象をうけました。
ちなみに、共同浴場と日帰り温泉施設の違いですが、明確な線引きはありません。
日帰り温泉施設は、温泉宿が宿泊客以外のために開放している温泉。共同浴場は、宿泊施設はなく、温泉への入浴を主な目的とする施設です。
共同浴場には地元民専用としていて、一般客以外は利用できない場所もあります。王湯は誰でも利用できます。
駐車場
施設から少し離れた場所に無料の駐車場があります。地図
連休中の夕方ピーク時間帯に1/2ぐらいしか埋まっていないので、満車になることはほぼないでしょう。
(但し、年始の水かけ祭りの時期は別)
県道375号線側から入ります。
道路自体も空いていて、入りやすいですが、速度が出ている車が多いので右折して入る場合はご注意下さい。
王湯の料金
大人500円、子供300円。
時間は2時間までです。
群馬県内の共同浴場としては少し高めですが、観光地にしてはやや安めの料金設定。
子供は0歳から有料。群馬県内でも0歳から有料の施設はあまり見かけない珍しい料金体系です。
大人は中学生からです。
タオルは1枚300円。
その他施設としては自動販売機が有料なぐらいで、2F休憩室は無料で利用できます。
王湯のお風呂
泉質、露天風呂
ph7.2で中性の至って普通のお湯です。
中性なので刺激が少なく、肌の弱い人でも安心して入ることができます。日本で一番多いのも、中性から弱アルカリ性の温泉。
酸性泉 | pH3未満 | ヒリヒリ感(高) |
弱酸性泉 | pH3~6 | ヒリヒリ感(低) |
中性泉 | pH6~7.5 | |
弱アルカリ性泉 | pH7.5~8.5 | スベスベ感(低) |
アルカリ性泉 | pH8.5以上 | スベスベ感(高) |
お風呂は排水音の様子から、てっきり循環式だと思っていましたが違うようです。上の写真の温泉利用状況にあるとおり「循環ろ過装置は使用していません」とのこと。
かけ流しではなかったと思いますが、気づかなかっただけかな??ちょっと不思議。
露天風呂は木製の屋根付きで雰囲気は良いです。
露天風呂からの景色としては森が見えるだけなので少し残念。
おそらく八ッ場ダムが完成すると景色は変わるはずです。どんな景色になるかはダムの完成が楽しみです。
洗い場
洗い場は3つしかなく、夕方の混雑時間は並ぶ必要があって厳しい。
脱衣場から洗い場が空いているかわかるので、覗いてみていっぱいであれば2F休憩室で時間をつぶすのが良いです。
カランは自動止め式が残念。水圧は強力で満足できます。
お風呂の混雑
一番混雑するのは、16:30~17:30頃。
八ッ場ダムの見学後にお風呂に入って帰る人が多くいます。
17:30を過ぎると急にガラガラになります。
お風呂は18時まで。2F休憩所が17:30までなのでその為です。
利用者数は土日で1日に200名。平日だと50名ぐらいとのこと。
平日に行けるとゆっくりできて良いですね。
土日も混雑する16:30前がおすすめです。
休憩所
建物の2階が休憩室になっています。
畳も新しく、気持ちよく寝転べます。
食堂は残念ながらないので、自販機で飲み物を買ってテレビを見て子供達と待ちます。
休憩所は17:30までなのでご注意。
子供連れで行く
私自身、長男7歳、次男2歳と入りましたが、子供、幼児を連れて行っても全く問題ありません。
群馬県内には一部、オムツの外れていない幼児の入浴は断る施設があります(例.湯の道利休、富士見温泉ふれあい館など)。
洗い場に予備の椅子もあるため、困ることはありません。
子供向けに特別準備されているものはありませんが、子供連れでも不自由なく利用できます。
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まとめ
一番の感想は清潔感が群馬県内でもとびぬけています。
施設が新しいだけではなく、通常は髪の毛だらけの脱衣所も30分に1回ぐらいはこまめに掃除しています。
現時点では、温泉目的で行くほどのものはありませんが、ダムが完成後の景色に期待。
露天風呂から見える風景がこれから長い歴史を決めることになるため、楽しみです。