八ッ場ダムは約70年前に計画発表されたダム計画。ようやく完成に向けて動き出し、2020年に完成が予定されています。
完成までの間、木曜日を除く日に行けばダムの見学ツアーに無料で誰でも参加することができます。
予約はできないので先着順です。
9月の3連休の中日にフラっと家族で行った様子を詳しくご紹介します。
コース:「ダム見学」→「道の駅 八ッ場ふるさと館」→「川原湯温泉」
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八ッ場ダムの見学
見学の概要
国土交通省の担当者が詳しく建設の概要を説明しながら、普段は入れないダムのすぐそばまで見学することができます。往復で40分程。参加は無料ですが、募金の協力依頼はあります。
見学時には砂利道、鉄板を敷いた道など足場が若干悪い場所を300mほど歩きます。
ウチの2歳児も行きだけは歩けた(帰りは抱っこで爆睡)ので、スニーカー程度で十分ですが、ヒールでは厳しい。
見学は、受付で配布されるヘルメットを着用する必要があります。
ちゃんと子供用のヘルメットも用意があります。嫌がる次男に無理やりかぶせる(笑)
見学内容は都度変わります。
巨大建造物の工事が進むにつれて見えるもの、状況が変わるので一定ではありません。
行ってのお楽しみですね。
開催日と開催時間
2019年1月~3月の冬季期間はかなり開催が限定されています。
月曜、金曜日の11時の1回のみ。
土曜日は11時、13時の2回。
火、水、木、日、祝日は冬季の間お休みです。
2019年4月1日以降は以下予定。昨年よりもお休みが増えました。
月曜、火曜、金曜日の平日11時、13回の2回。
土曜、祝日10時、11時、13時、14時、15時の5回開催。
水、木、日曜日は定休。また、5/5、8/11もお休みです。
見学場所
見学はダムのすぐそばまで移動できます。右岸天端から工事の様子を見ることができます。
見学会の集合場所は、「川原湯湖畔公園駐車場」です。
この場所、我が家のナビでは出てこなかったので、住所で検索して位置を調整しました。(GoogleMap地図)
住所は「〒377-1302 群馬県吾妻郡長野原町川原湯」
周辺には駐車場が他にも3カ所あるのでお間違えなく。
駐車場の入り口付近に「受付」と書かれたテント(タープ)があれば間違いありません。
電車で来られている方もいました。
JR川原湯温泉駅から2kmあるので徒歩だと30分かかりますので、川原湯温泉からタクシーを利用していました。
この、川湯温泉駅は1日平均の利用者が30人弱で、群馬県で最も利用者が少ない駅。ダムの底に沈むということで現在の場所に2014年に移転しています。
1時間に1本あるかないかです。時刻表はよくご確認を。
服装
服装は軽く動ける恰好で良いです。防寒対策は不要ですが、夏は日差しがキツイです。
靴はスニーカーの人が多く、ヒールはさすがに誰もいない。
寒いとおもっていましたが暑い!
山中ということで、嫁なんてセーターを着ていましたが、日差しガンガンで汗だく。
考えてみれば標高は600m程度なので周辺の市内(中之条、伊香保、渋川など)とほとんど変わりません。
ダム付近の最高気温は8月30℃、9月25.5℃、10月19.9℃、11月14.7度。
年間平均気温は18.2℃なので東京の平均気温19.8℃と比べ、2℃~5℃ぐらい寒いと考えればよいです。
10月に入ったら+1枚を持って行きましょう。
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八ッ場ダム見学・周辺施設の混雑状況
見学会の混雑
3連休の真ん中ということもあり、「満員で見学できなかったらどうしよう」という心配がありましたが問題なし。
定員は駐車場が満車になるまでです。
人数にすると私の参加した13時の回では約120名の参加(定員約40名のはず)。数台が駐車場で引き返していたのであとちょっとというところです。
開始の15分前に行けば大丈夫。心配なら30分前に行って、駐車場のすぐ前にある展望台からダムを眺めて時間をつぶしておきましょう。
心配性な私は、40分前に到着したら3組しかいなかった(笑)
上記は昨年9月の状況です。
公式サイトでは当時も定員40名でしたが120名参加。かなり多めの参加でしたが、いつもそうとは限りません。
時間は余裕をみてご参加ください。
駐車場の混雑
13:00の回に参加する予定でいきましたが、到着が12:20。車は数台しかいません。
ガラガラの予感でしたが、12:45頃に車が一気に集まってきて13時前には満車状態でした。
ちなみに路上駐車はできません。
係りの人がいるので注意され、受付もしてくれません。
遠くにある駐車場に停めれば大丈夫ですが、それなら早めに集合する方が楽です。
川原湯温泉の混雑
近隣施設に川原湯温泉(かわらゆおんせん)がありますが、夕方15:30頃から17:00にかけて混みます。
洗い場が男女共に3つしかないので待つことになります。
我が家は、2Fの休憩所で30分ほど待ってから入りましたが、それでも5分程中で待っていました。
子供を2人も連れていたので待つのは結構大変です。
脱衣所からすぐ見えるので、様子を見てから判断してもよいでしょう。
道の駅 八ッ場ふるさと館の混雑
人気のダムカレーが食べたくて寄りましたが、14:30頃でも食堂は満席。
お蕎麦屋さんとダムカレーが食べられる食堂の2つがあります。
おそば屋さんは席数も多く、ガラガラ状態。ダムカレーの食堂はテーブル席が9卓ぐらいなのでなかなか空きません。
ソフトクリームでも食べながら時間をつぶして15時にはガラガラ。15時に食べてしまうと夜ご飯が微妙ですが、ダムカレーを楽しみにしていた長男はご飯まで追加(笑)
ダムカレーは甘口(野菜)、辛口(舞茸)がありますが、辛口は大人でも結構なピリピリ感があります。
ダム見学会の様子
見学会の受付
受付は駐車場横のテントの下で行います。
名前、年齢、性別、どこで開催を知ったかなど簡単なアンケート形式になっています。
家族全員分を記入して、ヘルメットの配布を待ちます。
参加は無料です。
受付はお昼休み中はやっていないので、13時の回に参加する場合は12:50頃まで待ちます。
ヘルメットの配布
ヘルメットは色付きのヘルメットが50個用意されていますが、こちらは先着順。
無くなり次第、白のヘルメットになります。
長男は大好きな「赤」をご要望し、ちゃんと入手していました。
ヘルメットはサイズ調整範囲が広いので、7歳児でも大人用で十分でした。
写真の右奥にあるのが幼児用のカラーヘルメット。
ちゃんと2歳児でも被れました。
ヘルメットの数はかなりあります。
足りなくなると奥の物置から大量に出てきますのでなくなる心配はありません。
私の参加した回も40名定員に対して参加は120名なので相当な数があるようです。
ヘルメットは、前回利用した人の汗?のせいで少し濡れていました・・・
嫁のは大丈夫だったので運次第です。
(終了後にはちゃんと消毒して掃除はしていました)
気になる人はタオルとかで何とか。
見学要領の説明
ヘルメットを被ったら国土交通省のご担当者から注意事項や見学要領の説明です。
写りきっていませんが、連休ともあって120名ほどの参加。
この駐車場兼、受付から道路を歩いて工事現場の奥まで歩いていきます。
説明はマイクで行われますが、後ろの方だとほとんど聞こえません。
じっくり説明を知りたい人は担当者の近くに行きましょう。
工事現場までの通路
工事現場内は上記のような通路を歩いていきます。
微妙な坂道ですが、鉄板が敷いてあり、歩きやすくなっています。
写真の矢印部分はしたが網状になっており、地上が丸見えです。
長男が走ると、マイクで「走らないでねー」と注意されます。
鉄板の隙間など足をひっかけてしまう場所が何か所もあります。安全にはご注意。
網状の床の部分↓
相当高い上に、工事中という即席の床なので怖さ倍増です(怖~)
ダム本体の建設現場
2018年9月23日時点で高さは8割強の高さまで完成していましたが、2019年6月現在、コンクリ打設は完了しています。
少しずつダムの上部にコンクリートを重ねていき、約2年で完成。1回で1.5mずつ116mの高さまで重ね、横幅は290.8m。
コンクリートは90万立法メートルという想像できない量を使います。
ここまでくると完成した姿が想像できます。
でも、連休の中日だったせいか、工事はお休みだったので残念。
運がいいと、ワイヤーでつられて運ばれる重機やコンクリートの打設を見ることができます。
期間限定のバンジージャンプ
2019年4月~10月31日の限定で八ッ場大橋でバンジージャンプができます。
今年限りですが、106mの高さは日本一。
私も嫁もムリ、こどもは年齢的に無理(15歳以上)ですが、勇気ある方はチャレンジを。
2万円と少々お高めですが。
以下でネット予約できます。
まとめ
連休でも30分前に行けば余裕でした。今しか見られない建設中のダムと完成後のダムを見るのを子供も楽しみにしています。
ダム見学の後は、道の駅でダムカレーを食べ、川原湯温泉で日帰り入浴のコースがゴールデンルートですね。
見学会では説明は一生懸命ですが、「専門用語が多くて理解が難しい」というのが嫁の感想。
連休だったため、人が多かったので聞き取りにくいというのは私も感じました。
案内してくれるのは、国土交通省の人たちで、人当たりはものすごく良く、好印象でした。
行けるなら、空いている平日や普通の土日の方がおススメです。空いていれば質問にも沢山答えてくれます。