夏休みを利用して静岡県浜松市の「はままつフルーツパーク時之栖」(ときのすみか)へ行ってきました。
長男5歳は、果物の収穫体験がデビュー戦でしたが、暑さと雨に疲労困憊の様子であまり楽しめなかったかも…
時期はずれますが、色々な果物が一か所で収穫体験でき、高速からもアクセスが良い点で親としては助かります。
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はままつフルーツパーク時之栖はどんなところ?
時之栖とは
聞き慣れない和の感じがする格好いい名称ですが、実はこれ会社の名前です。
静岡県内にあるレジャー会社が2013年より市から委託を受けてこのフルーツパークを運営しています。
2013年以前までは「浜松市フルーツパーク」という名前の施設でした。
この株式会社時之栖は、なかなかのやり手です。
市が運営していた間は、年間来場者が20万人未満だったのですが、時之栖が運営開始した2013年からは一気に40万人。
2015年でも35万人ほどと好調です。
近くに新東名のインターができたのも後押ししている要因です。
所在地とアクセス
静岡県浜松市にあります。
高速で移動したのですが、新東名の浜松インターから5分です。
我が家は静岡のつま恋(掛川)からの帰りに寄ったので旧東名の浜松インターから30分ほどのドライブでした。
電車の場合、新幹線が停まる掛川、豊橋から天竜浜名湖鉄道で1時間程度の「フルーツパーク駅」で降りて徒歩8分です。
新幹線は「ひかり」が停車する分豊橋が便利かと思います。(新幹線の停車駅)
JR浜松駅からバスで「はままつフルーツパーク行き」(時刻表)もありますが一時間の一本以下なので時間にはご注意。
施設
フルーツ狩り、アクティビティ、ワイナリーがありますが、今回はフルーツ狩りを目的に行きました。
施設に入るのは有料で園内でもそれぞれの利用に応じて料金がかかります。
目いっぱい遊ぶとそこそこの料金ですね。
入園料金
入場料として以下が必要ですが、息子たちは幼稚園と0歳なので無料です。
入口の券売機で買ってから入ります。
- 大人…700円
- 子供…350円(小・中学生)
駐車場
無料です。
平日の人気ないタイミングだったのか、私が大好きなガラガラ状態でした。
8月はブドウのピオーネが大人気(2016年は8月5日より)なので土日になると結構混むとのことですが、2013年オープン当初のGW以降は駐車待ちとなるほどではないようです。
駐車場の満車よりも収穫するブドウなど果物がなくなる方が先です。
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フルーツ狩り
その季節のフルーツの収穫体験ができます。かなり種類が多いので迷うな~。
8月3日に行ったのでナシ、ブドウの2種類でした。
収穫できるフルーツ
種類 | 収穫時期 |
---|---|
ウメ(小梅・大梅) | 5月中旬~6月中旬 |
サクランボ | 5月下旬~6月上旬 |
スモモ・モモ | 6月中旬~7月中旬 |
温室ナシ・ミカン | 6月下旬~7月上旬 |
ブルーベリー | 7月中旬~8月中旬 |
ブドウ | 7月下旬~9月上旬 |
ナシ | 8月上旬~11月上旬 |
イチジク | 8月中旬~10月上旬 |
リンゴ | 8月中旬~11月中旬 |
クリ | 9月 |
アケビ | 10月 |
ウンシュウミカン | 10月上旬~12月上旬 |
カキ | 10月中旬~11月下旬 |
キウイ | 11月上旬~11月中旬 |
こうしてみると果物は1月~5月以外は何かしら収穫体験できます。
子供の好き嫌いの方が優先ですけどね…。
息子はナシが嫌いだったのでナシ収穫はテンションダダ下がり。
看板に「ウンシュウミカン」ってのがあったのですが、帰ってから調べたら「温州みかん」なんですね。
「温州」の読み方って「オンシュウ」だと思っていた…。
収穫体験
申込み・料金
特に申し込みは不要です。
好きな果樹園の入口まで行くとそこから案内してくれます。
果物はいちご以外は収穫した分をグラムいくらかで買い取る方式です。
移動手段
歩いて各フルーツ狩りができるところまで歩いていけないことはありませんが、相当きついです。
結構な坂なのでお勧めしません。
入場門のある建物から5分ほど橋を渡っていくと停留所があり、トロッコ風(実際はバス)の列車が無料で利用できます。
子供の心をつかみますね~。
折り返し運転をしていて30分に1回ぐらい果樹園とを行き来しています。
トロッコに乗って自分が行きたい果物の果樹園に近い停留所で降ります。
我が家が行ったナシ園は停留所から5分ぐらい歩きましたので、すべての果樹園に停車するわけではありません。
ブドウ狩り
8月3日時点では、ブドウの「アーリースチューベン」という品種のみでした。
↑あと2日後であれば人気の「ピオーネ」が採れたのですが、残念。
収穫が可能となる2日前。目の前にして残念・・・
アーリースチューベンはあまり馴染みは無かったのですが、子供の評判もまぁまぁ。
少々中がすっぱかったので、私は若干苦手。
甘みが強く適度な酸味もあって味は濃厚。青森県では「八甲田ぶどう」とも呼ばれます。
出典:果物ナビ
甘味が強くとあるので我が家が収穫した際に目利きが良くなかったんでしょう。
ブドウは、張りがあってブルームという白い粉がしっかりついているのがおいしいようです。
ただブルームはこういった施設では皆さんが触るので取れてしまっているとのことで見分けは難しいですね。
収穫自体はハサミで根元を切ります。
周囲に脚立もあるので息子も体験できました。
3房で500円程度だったのでスーパーと同じぐらいですね。
ナシ狩り
ナシ園はブドウ園から歩いて10分程。種類は良く見かける「幸水」です。
梨園の難点は中腰になる場所が多く、嫁も辛そうでした。
ナシ園で収穫方法の説明を聞くと、8月3日時点では熟したナシが無いとのこと。
初めから断って貰えて親切!それを承知で収穫です。
ナシは表面が黄色っぽいのが甘く、おいしいとのこと。
色々と探すも緑っぽいのばかりでなかなかなかったのですが、なんとか4つほど収穫。
ナシは収穫時に手でもぎます。
少々コツが必要で逆上がりさせる要領で取る必要があり、ねじったり、引っ張ったりするだけだと翌年はそこから生えてこなくなっていまうらしいです。
手が届くぐらいの年齢にならないと収穫はNGなので、子供は探す役に没頭です。
4個で800円程度なのでこちらもスーパー並みですね。
清算時におばちゃんが「こりゃー最高のモンをとってきたねぇ~~!」とバカデカイ声で褒めたたえてくれます。
自宅に帰って早速食べましたが。
おぉぉー。劇的にうまい。
おじさんは熟したナシは無いなんて言ってましたが、一般人には十分過ぎます!
雨と猛暑による攻撃
ナシの果物狩りが終わるころに雨が降ってきました。
果樹園は基本的に果物の木か受付にあるテントぐらいしか雨除けできる場所はありません。
雨だけならましですが、暑さに0歳児が耐えれなくなってきてご機嫌最悪です。
ナシ園のおばちゃんが教えてくれた、近くにあるレンタルサイクルの施設で、雨宿りと涼みながらトロッコ列車を待ちました。
帰りのトロッコは雨で透明なビニールのすだれを下したので中は蒸し風呂状態で大変。
0歳児が雄たけびをあげてたところ、後ろの席の老夫婦が扇子で仰いでくれてるではありませんか!
親切に助けられ、なんとか入口施設まで戻れました。
(本当にありがとうございます)
真夏は水筒やペットボトルを持って、小さい子供は短時間で行けるように収穫は1箇所が限界ですね。
帰りのトロッコ時間もチェックをお忘れなく。
トロッコバスは駅以外では停車してくれませんのでご注意。
まとめ
値段的にはスーパーと変わりませんが、やはり味はレベルが一つ上です。
真夏はきついので秋がお勧めです。
食べてしまうとあっという間ですが、思い出の収穫をどうぞ。